交番や所轄のパトカー勤務員は警察では「地域課」に所属しており、地域警察官と呼ばれています。

一般的な名称は”おまわりさん”ですね。

そんなお巡りさん達の仕事の勤務体制についてご紹介します。

交番勤務員やパトカー勤務員は主に5種類の勤務体制を送っています。

  1. 警ら(パトロール)
  2. 在所
  3. 立番
  4. 巡回連絡
  5. 休憩(待機)

です。

警ら(パトロール)

よく知られているのが「警ら(けいら)」です。

これは自分の受け持ち管内を巡回し、不審者へ職務質問したり防犯活動をしたりします。

パトカーを見かけるのはパトカー勤務員が警ら中の時が多いです。

地域警察官の仕事は警ら中の職質や防犯活動がメインですが、警ら中に交通取り締まりや少年補導、駐車違反の摘発(黄色いシールを貼る)をすることもあります。

 

警らは交番勤務員は徒歩での警らが原則ですが、山間部や管轄区域の広い場所ではオートバイや自転車での警らも認められています。

また、夜間に警らする場合は原則2人以上、警棒所持で警らするように指導されています。

在所(ざいしょ)

交番の事務室(外から見える位置)での警戒活動のことで、被害届や実況見分調書といった書類の整理をすることもあります。

ポイントは「外から見える位置で」という部分で、交番に警察官がいることを地域住民に見てもらうことで安心感を与えたり、不審者には「ここでは悪いことをするのをやめよう」という威圧感を与える効果も!

休憩とは違いますが、椅子に座ったまま付近を目視で警戒する時間にあてることもあります。

地域警察官の勤務スケジュールの中で一番眠くなってしまうのが在所です。

立番(りつばん)

交番の外に立ち、立った状態で付近を警戒するのが立番(りつばん)です。

だいたいどこの警察署・交番でも、朝・夕の時間帯に警杖(けいじょう:長い棒・杖のこと)を持って若い警察官が立番をしています。

付近を通り過ぎる住民に挨拶をしてくれる警察官が多いですね。

交番の近くに駅や人が集まる場所がある場合には、駅前などで立番をすることもあります。

立番時は警杖を持つことが多いですが、警棒を伸ばして携帯することも可能です。

巡回連絡(じゅんかいれんらく)

巡回連絡は交番管内の各受持ち世帯や事業所を訪問し、防犯上のアドバイスをしたり地域住民からの要望や防犯上の相談などを聞きに行く仕事です。巡連(じゅんれん)とも呼びます。

巡回連絡時には各世帯や事業所ごとに連絡カードの作成をお願いし、

  • 世帯主名
  • 居住者全員の氏名・生年月日・連絡先・職業

などを記入してもらいます。

このカードは大地震や不測の事態が起こった際に活用するものです。

東京など地域警察官の数が十分確保されている警察本部ではマメに行われていますが、地方など他の警察本部ではほとんど行われていないのが実情です。

休憩(待機)

警察官は休むのも仕事です。

頭がボーっとしていたり体が疲労困憊の状態では、何か重大事件が起こった時に適切な対応ができなかったり、暴れる犯人を取り押さえられなかったりします。

そういうことがないように、警察官はご飯を食べたり睡眠をとったりするなど休憩する必要があるんですね。

交番内には布団や簡易ベッドが用意されていたりするため、泊りがけの勤務(当直)でもしっかり休めます。

警察署にも仮眠室が用意されていたり、道場などに布団が用意されていることが多いです。

有事即応体制の維持

これらの勤務スケジュールは各交番ごと、各勤務員ごとに別々のものが割り当てられており、月ごとに総入れ替えされることが多いです。

勤務員ごとに違うのは、同じ時間帯にその交番の全員が休憩していたりすると事件発生時に即座に対応できず、また、遺失・拾得物の届け出があった際などに対応できないからです。だから全勤務員が同時に休むことがないように勤務表を組んでいます。

実際には休憩時間を一緒にして全員でご飯を食べたり複数人で警らに出たりするために、勤務変更を所轄の係長に連絡。全員一緒に休んだりすることが多いんですけどね。

月ごとに総入れ替えにするのは、交番を見張っている暴力団や反社会組織(革マル派など)、空き巣犯などに休憩時間帯やパトロールの時間帯を知られないようにするためです。

巡連月間や検挙月間、交通事故防止月間など、月間ごとの重点目標に合わせた対応でもあります。

 

以上のように地域警察官は勤務表に則り、5種目の仕事をしています。

ほとんどの警察官はマジメに一生懸命仕事をしているので、見かけたら応援してあげてください。