引越しをする際、転居先の地域の治安が良いか悪いか?が気になることってありませんか?

自分が引越しをする場合でなくても、家族が引越しする場合や子供が上京して一人暮らしを始めるとき、どんな環境に住むことになるのか気になる方は多いと思います。

治安の悪い地域だったら心配ですし、誰だってできるだけ治安の良い安全な場所に住みたいと思うのが普通です。

そこで今回は、地域の治安が良いのか悪いのか判断する方法をご紹介します。

この方法を参考にして治安の良し悪しを判断し、できるだけ安心・安全な場所を見つけましょう。

治安の判断材料1:コンビニの品揃え

治安の判断材料になる1つめの指標は、その地域にあるコンビニの品揃えを見ることです。

コンビニの商品棚にどんな商品が充実しているのか?を見れば、コンビニの周辺にどんな人が住んでいるのかが推測できます。

品数や種類が豊富で充実している商品はその地域でよく売れているから商品棚が充実しているわけです。

たとえば取り扱っているお酒の種類が豊富だった場合、『お酒が好きな人』がたくさん住んでいることが容易に想像できます。しかもお酒の種類が安いワンカップだった場合、安い酒しか飲めない人たち、いわゆる”底辺”な人たちが主な客層の地域であると判断でき、治安も悪いことが明白です。

同様に、おっさん向けの下品な週刊誌、スポーツ新聞などが充実している店舗がある地域では、治安の良さを期待することはできません。

 

逆に女性向けのファッション誌が充実している、ワンカップが少なく高価なお酒の方が充実している、といった場合には女性客やそれなりにお金を持っている裕福な人たちがたくさん住んでいる地域なことを意味しており、治安の良さがうかがえます。

引越しを検討している物件の周辺にあるコンビニを数軒観察し、『お金のないおっさん向けの店(地域)』なのか?それとも『女性客や裕福な人向けの店』なのか?を見極めてください。

治安の判断材料2:公営団地の有無

治安判断材料の2つ目は公営団地の有無です。

最近は若い人を呼び込もうとオシャレな公営団地もありますが、昔ながらの汚ったない公営団地がある地域だった場合は要注意です。

私は警察官として交番勤務をしていたころ、県営団地が建ち並ぶ地域を受け持ったことがあります。

この地域では毎日数件の110番通報があり、親子喧嘩や頭のおかしな人(MD)の目撃情報、精神障碍者によるトラブル、モラルのない住民への苦情、窃盗、器物損壊などなど…毎日なんらかの事件やトラブルが多発していました。パトロールや交通取り締まりなどをしている暇はなく、事件対応がメインで忙しかったです。

 

ところが1年ほどその地域を担当したあとに別の交番に異動になったのですが、異動先の交番周辺には団地が無く、それなりにお金を持っている方たちが住んでいる地域だったため事件やトラブルは少なく、とれも仕事しやすかったです。

パトロールに出たりミニ検問をやったり、取締りをする余裕もありました。事件が少なく時間的な余裕もあるので、ときどき発生する事件の書類をまとめたり承認試験の勉強をすることもできました。いかにも警察官らしい仕事ができたので、とても満足でしたね。

 

基本的には十分なお金を持っていて裕福な生活を送っている人は、他者とトラブルを起こしません。トラブルを起こすメリットがないからです。事件やトラブルを起こしたり、他人を傷つけて欲しいものを手に入れようとしたりするのはいつだって貧乏な人です。

「金持ち喧嘩せず」とはよく言ったもので、世の中の真理を表していると感じます。

 

県営団地は家賃が安いため低収入者が多く住んでおり、生活保護受給者や精神障碍者、母子家庭、薬物常習者、外国人など、訳ありな人が多く住んでいます。モラルも低く法律を守ろうという意識も低いため、犯罪の巣窟になりやすいです。

ベテランの先輩警察官は「家を買う時、子どもが通う学校の学区内に団地が無いか?まず最初に調べた。」と言っていました。それだけ危険だってことです。

治安の悪さのせいで後悔したくない、事件やトラブルに巻き込まれたくないのであれば、低所得者や問題児の多い県営住宅の近くにだけは住まないように気を付けてください。

まとめ

安全な地域で生活したいのであれば、

  • コンビニの品揃え
  • 低所得者向けの県営住宅の有無

がその地域の治安のバロメーターになります。

 

住み始めてから治安の悪さ、周辺住民のモラルの低さ、トラブルの多さなどに気付くのでは後悔してもしきれません。

必ず住み始める前に地域周辺の治安を確認し、後悔のない引越しや家づくりを進めてください。

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